まとめ
このまとめを執筆するのが随分遅くなってしまいましたが、スタンフォード大学から帰国し、更に様々な「血液が沸騰するかのような」熱い経験をしてきた今、改めてスタンフォード大学で過ごした一ヶ月を振り返りたいと思います。

今こうして文章を書いていても、どれほど自分がスタンフォード大学で過ごした日々が楽しかったかが思い返されます。毎日睡眠不足で挑む難しい授業休む間もなく組まれるアクティビティ、これでもかという位の食事(見事に何度か腹を下しました)、そして「一生離れたくない」と思いながら一緒にいたアメリカと台湾の友達
こんなに多くの物を得て、多くの思い出が詰まった夏を、2度と経験できるでしょうか?

今もなおアメリカや台湾から友達が来たり日本から会いに行ったり、一日何十通ものメールがやりとりされたり、一ヶ月ごとに飲み会をしたりしています。

僕はあの夏の経験のおかげで、多くの「知」を獲得することができました。 文化やビジネス、経済、メディア、市民的意識、環境、教育などのテーマにおいての日米比較などについてある程度講釈できるようになり、単純に語学が上達したということもございます。ですが、それどころではないのですよ。

僕は、一生の付き合いになるであろう熱き親友が一度にアメリカと台湾、そして日本にできたのです!

僕も含め今回のプログラムに参加した皆は、「成長するか埋もれるか」という抜き差しならない状況の中で各人ががむしゃらに向上しようとし、自分のカッコ良いところ、悪いところを見せ合って共同生活をしていました。皆がそれぞれ成長しようと頑張っている中で、共に壁を乗り越えようと努力し、お互いを分かりあおうとし、まさしく皆が「外に開けた状態」にありました。

その中で生まれた友情は「自分の成長のための熱い時間を共有した」友情であり、正直なお互いの個性を認め合い生まれた友情であり、その後のお互いの人生の向上を願い競い合う、僕にとっては本当に「何にも変えられない」熱き仲間たちです。
・・・うむ、我ながらクサいことを書いているなと思いますが、もう少し喋らせてくださいね。

僕は、遠く離れた場所にいる素晴らしい友達の住んでいる街を尊敬し、国を尊敬し、文化を尊敬できる自分でありたいと思っていますが、その為には僕自身が自分の住んでいる日本という国に対してもっと深く知り尊敬しなくてはいけないと思えました。

尊敬するということはどういうことか?深く知り、認める、ということです。

ほとんどの日本人が「日本の文化の深さと美しさ」に触れずに、それに気づくことなく生活していますね。 僕はこの春、あえて京都へ行き、日本に現在も根付く深く重い文化に触れてみようと計画しました(関西にいる友達に会いに行くのが目的なのですけれども)。そして自分の住む日本を知り、愛し、スタンフォード大学にいる友達や台湾にいる友達に自慢してやろうと思うのです!

おせっかい塾の活動を通して学んだことで、「真にグローバルな人間になると言うことは、他国の文化を尊敬し、自分の住む国の歴史や文化の素晴らしさを誇りをもって語れるような人間になるということだ」という考えがあり、まさにいま自分はそうありたいと思います。そう、21世紀の未来を開く鍵である「相互理解」というやつですね。

国際的な相互理解をするに当たって自分の足元も見れていないのでは、それは主体的意見とは言えないでしょう。そう、僕は

「自分が日本人であることを誇りに思いたい。そして誇り高き日本の重く素晴らしい文化を、アメリカと台湾にいる友達に自慢してやりたい。」

のです。

では最後に、一つの作文をここに発表いたします。最近、慶応大学のメディア・コミュニケーション研究所に入所したのですが、その入所試験で「『青空』というテーマに基づいて自由に作文を書きなさい」という課題を与えられました。私はそこでスタンフォードにおける日々の体験をもとに、9月5日分のリポートで書いたようなアメリカで体験した空の「青さ」を用いて日米比較を行いました。この作文は私がスタンフォード大学やサンフランシスコの街で体験したことそのもので、是非このページを見る皆さんに読んでいただき、それをこのリポートの「シメ」としたいと思います。

では、どうぞ!今まで読んでくださった皆さん、塾長の菊池さん、スタンフォード大学と台湾と日本にいる皆、先生方、そして両親に、ありがとうございました!


題名「青空」 403文字

今年の夏私は、米スタンフォード大学において短期留学を経験した。

全てが刺激的であり、人も道路も大きいアメリカでの暮らしの中で、
私はアメリカの空を広く、青く感じていた。

広い土地区画とカリフォルニアの乾燥した気候のせいかと思ったが、他にもあるようだ。

アメリカではその街の人々が、自身の暮らしを楽しんでいるように思える。

店に入るとまず「Hi」の挨拶のあと、買い物が終わるまでの短い会話が始まる。

路上には「俯きながら携帯電話をいじくり回している人」は殆ど見当たらない。

そこに住んでいる人々こそが街の主役であり、街は人々が楽しく余裕を持って暮らす為の存在なのだ。

広くゆったりした道路や、電線や電信柱の無い町並み、段差の無い道路はその象徴だ。

私が見た青空はきっと、街と人々が私に与えてくれた「豊かな気持ちで生活を楽しむ心」の仕業に違いない。

空は世界中同じ色ではない。

東京の空が灰色ならば、私は青く、広くする努力をしたい。


9月5日
9月5日の今日、アメリカはシリコンバレー、スタンフォード大学から帰国する日がやってきました!今思い返ってみれば、まるで一瞬の夏の夢とでも言うかのような楽しい日々で、一歩進むごとに何か発見し、一回見回すだけで感動した今年の熱き夏を、僕はずっと忘れないでしょう。

そしてアメリカ人や台湾人の一生の友達。近い将来彼らと共に再び再会して語り合う事は明白ですが、今度の話のトピックはもしかしたらビジネスの話になっているかも知れません。「一緒に仕事ができたらいいね」と夜な夜な語り合った彼らとの約束を果たす為にも、まずは英語をマスターしなくてはいけなくなり、ようやく自分にも英語上達に大きい必要性が生まれました!

さて、勿論スタンフォード留学から得たものはそれだけではありません。生でアメリカの学生と接し、アメリカの大学に通い、アメリカの町を歩いた事で日本の見えていなかったものが少しずつ見えるようになりました。経済の事、ビジネスの事、文化の事、そして生活する人々。これからのこのリポートでは、そういったトピックに焦点をあてて、シリコンバレーで過ごした僕の2001年の熱き夏をまとめてみたいと思います。

まず、前回のリポートにも散々書きましたが、とにかく全てが「BIG」!
分かり易い所からいけば、道路や土地、食べ物、そして人間。特にフットボール選手の背の高さとマッチョぶりには誰しも度肝を抜かれるでしょう!
そしてふと気付いたのは、”空”が広い。大都会サンフランシスコにいても、スタンフォードのキャンパスにいても、農場の中にいても、なんだか空が青くて広い。何故そう感じたんでしょう?それは恐らくこういうことだと思います。基本的にアメリカの土地の切り方は日本とは比べ物にならないほど”おおざっぱ”です。家と家の間はメチャメチャ離れているし、殆ど全ての家に庭があり、歩道はゆったりした広さがあり、住宅街の小さい路地でも日本とは比べ物にならない広さです。つまり全てが”ゆったり”していて余裕があり、そこに住む人もその余裕を感じながら生活しているのです。そして僕が”空が広く見えた”のはつまりそういうことで、ゆったりした街、ゆったりした空気によって、自分のマインドにも”空が広く感じる”余裕ができていたんだ、と今は思います。

そしてこれは今の日本にとってはとても重要な事なんじゃないかと感じます!僕は東京生まれ東京育ちですが、帰国後おそらく、今の東京のあまりの狭さにびっくりするでしょう。狭い道路にひしめく車、細い路地にそって立つマンション、狭い車内にぎゅうぎゅう詰めの満員電車。その中を、殆どの人が下を向きながらせかせかと歩いています。勿論日本はもともと狭い島国ですし、絶対的な土地の広さでは比べ物になりません。ですgはこれは根本的に生活についての考えの相違があるんだろうなと思い、そう、アメリカってのは色んな意味でも”豊かな”国なんだな、と今は感じます。

では、続きはまた帰国後に!
(写真は、スタンフォード大学の近くのPalo Altoという街で、友達3人と記念写真。右が僕。)

8月27日
スタンフォード大学リポート第二回目です!今回はアメリカでの日常生活の模様をお届けしようと思います。僕等プログラム参加メンバーは、日本人と台湾人が同じ位の割合で構成されており、それに加えてスタンフォード大学の生徒8人、プログラムの責任者等が同じ学生寮にて共同生活を送っています。朝は、9時の授業に間に合うように各自学生食堂棟でブレックファーストをとり、9時から10時20分までeffective languegeの授業、10時半から 11時50分までcurrent issueの授業を受けます。effective languegeでは、英会話やコミュニケーションについての授業をし、current issueでは現在の社会的な問題や最新時事を英語で学ぶのですが、そのトピックがとても興味深いものでした!性差別問題や社会的階層、銃犯罪や少年犯罪、環境問題など、毎回毎回わくわくしながら授業を受けています。 ただ、当然のごとく全て英語なので、特に僕の場合は常に気をはってないと置いていかれてしまいます!しかも結構な量のホームワークが出るので、本当に英語漬けの毎日を送っています。

授業の後は食堂でランチをとった後に自由時間になるのですが、毎日びっしりとアクティビティーが用意されていて、それらから選択して参加します。あるときはジャズ・フェスティバルや遊園地に行って遊んだり、映画を見に行ったりもします。ですが、ボランティア活動をしたり、シリコンバレーの企業訪問をしたり、レクチャーを受講したりと、学習目的のアクティビティーもあり、午後も息をつく暇もありません!その他にも、木曜日だけ特別なレクチャーを受けアメリカ社会に関する事を勉強し、午後はそれらのトピックについてディスカッションをします。

そんなこんなで午後を過ごし、5時から6時という早すぎるディナーをとり、さて一息・・・と行きたい所ですが、ディナー後にも沢山のアクティビティーが用意されており、その後にホームワークをします。僕はいつも寮の大ホールに皆が集まってくるので、そこで一緒にホームワークをしています。日本人、台湾人、アメリカ人が入り混じって教えたり教わったりしているので、当然会話は全て英語!だから皆、片時も辞書を手放せません。そうしてホームワークを片付けた後は皆とおしゃべりして夜を明かすので、みんな常に寝不足状態。次の日は寝不足で"I'm sleepy..." と言いながらまた授業を受けに行く、という毎日です。

校舎はとにかく広く、歩きじゃとても動き回れないので皆自転車をレンタルしています。校舎は全て赤い屋根で統一されたヨーロッパ風の校舎で非常に美しく、校舎を廻っているだけで飽きません。こんな感じで毎日を過ごしています!ではまた次のリポートで!

(写真は、教室の前でクラスメート達と。真ん中の灰色のジャケットを着ているのが僕。)


8月20日
スタンフォード大学リポート第一回目です!改めて説明しますと、このプログラムは日本と台湾から生徒が集り、正規のスタンフォード大学の学生としての学生生活を共にし、授業を受け、スタンフォードの学生らと様々なアクティビティーを経験する事で、アメリカンカルチャーや英語を学ぶ、という趣旨のプログラムです。 そして今僕はスタンフォード大学の寮からこのリポートを書いています。

こっちに来て、全てが驚く事ばかりでした!到着した初日は、僕らメンバーの世話をしてくれるホスト(スタンフォードの生徒)2人が盛大に迎えてくれて、英語を話すなんて全く慣れていない僕はもうドギマギ!なんとか会話を理解するだけで精一杯。そんな感じでキョロキョロしながら外へ出ると、爽やかなサンフランシスコの日差しのまぶしさに驚きました!正に日本とは大違い。日差しは強いのに汗が出ない!

そして高速道路に出てまたびっくり。車線が広いのなんの! ざっと見て10車線はあったのではないでしょうか!?

そして何より驚いたのはキャンパスの広さ!車に揺られながらのんびりしていたら「ここがキャンパスだよ」と言われてふと周りを見回すと、延々と広がる建物が!「え、これがキャンパス!?」と思わず聞き返してしまい、とにかくその広大なスケールに度肝を抜かれました。なんでもスタンフォードの広さはアメリカ内でも有数らしいです。スタンフォードの殆どの生徒は自転車を持っているらしいのですが、それをみて納得。歩いて一日でキャンパスを回りきれるかどうか?

そして建物は美しく、キャンパス内に4車線位の道路が巡っており、そこを無料スクールバスが巡回する始末!そして至る所に写真のようなトロピカルな植物が立っており、まるでどこかの島にバカンスに来たかのような錯覚を覚えます。ここは本当に学校か!?

到着してすぐさま学生証をもらい、スタンフォードの現役の学生らと話しましたが、皆僕のつたない英語を一生懸命聞いてくれる、好奇心あふれるナイスガイとキュートガールで、僕も「ホッ」と安心!皆日本の文化や生活に興味があって、それから毎晩ずっと話っぱなしで夜更かし。寝不足の日々が続いています。
その後も一挙一動驚いてばかり!フットボール選手の巨大さ、食事のでかさ、沢山のカフェやブックストア(でかい!綺麗!)、快適な寮、 興味深いトピックの授業、親切なホスト達・・・・・・・・・・・・・・。だがしかしこれだけは言わせてもらいたい。グリーンティー(日本茶)に砂糖を入れるなアメリカ人!

(写真は、スタンフォード大学のシンボル”フーバータワー”と並ぶ僕)


出発前夜。(8/4)
こに来て改めて自己紹介。慶応大学経済学部2年の高橋哲哉、またの名をT-Tee(ティーティー)です。いやいや、遂におせっかい塾のアメリカ初進出ですねえ!ははは。

事のいきさつをお話しますと、話は5月頃までさかのぼります。ある日の昼休み、友達に連れられるままに行った教室。補習か何かかなと思っていたらいきなり外人のおっちゃんが教室に入って来て「へロー!***********!*****!」と英語でしゃべり始めましたよ!(僕にも英語を喋ってる事くらいはわかったんですね。)

実はそれは、アメリカはカリフォルニアのStanford大学への研修プログラムの説明セミナーで、教壇で熱く喋ってたおっちゃんはStanfordの先生だったらしいです。Stanford大学ってかの有名な米シリコンバレーの中心地に位 置し、シリコンバレーの発展に大きく関わっている大学です。

僕は普段絵ばっか描いてるダメダメ人間ですが、最近はようやく知的好奇心なるものが芽生えたようで、良い経験になるだろうな、行ってみたいな、と思うようになって、このプログラムへの参加を決心しました。

プログラムへ興味が出てきた理由の一つとして、この「おせっかい塾」の活動に関わる事で学んだWebの世界、NPO活動、教育問題等への関心が僕の中で大きくなっていた事があります。だから、Webの本場Stanfordに是非行きたい!と僕が思うのは必然で、きっといろんな重要な事を学べるだろうと思っています。

向こうに行ってる間はおせっかい塾の更新等上手くできないかもしれないですが、そこは得意の「出世払い」で埋め合わせしたいと思ってますので・・・(塾長さんゴメンナサイ!)

今もっとも気になっている事は、英語で「おせっかい」はなんと言うのか?と言う重要な問題です。それでは暗雲立ちこめる・・・のかどうかもよくわからない「Stanford大学サマープログラム」へ行ってきます!ところで、アメリカ人に「Osekkai!!!」って言わせて見たいですね。
塾長より
春のまだ浅い日、君は、先輩につれられて僕のところにきた。経済学部の学生をやりながら、じつはイラストレーション(これが、ただならぬ センス!)を描くのが大好きな、不思議なくらいジッと目をみる青年だった。

あれから半年。試験の時をのぞいて、ほとんどの時間を一緒にすごしたね。ホームページづくり(チャーミングなキッズ・キャラクターをありがとう!)でもずいぶんと夜なべをしたけれど、TVの「泣き虫先生」でウルウルしたり、「若者がかかえる悩み」について話しこんで朝になってしまったり。そんな濃い時間を共有して、僕たちは親友になった。

テツくん。君のいいところは、(いっときも同じところにとどまっていられない)向上心と、何事にも骨惜しみしないことだ。サマープログラムでも、きっと多くのことを学ぶことができるでしょう。アメリカの象徴的ないまを知り、異なる文化を肌で感じることが、君の視野をまた広げてくれるはずだ。では、スタンフォードからのおせっかいメール、待っています。(菊池)