秋田県平鹿郡大森町に住むやすきくんは、小学校4年生の時から環境のことを調べています。その後、総合的な学習の時間を活用して、町役場に行って聞いてみると、大森町の豊かな森も害虫などの被害にあって大変なことになっていることを知ります。調べ学習することで、環境の問題を、単なる興味から自分の身近な問題として気づいたのですね。自然は「もうひとつの学校」です。やすきくんのように、多くのこどもたちにも、自然のなかには、テレビのなかよりも、ゲームのなかよりも、もっとわくわくする世界がある、だから大切に守らなければならないことを知ってほしいと思います。


大森町立大森小学校六年 泰(やすき)くんの作文

「自然を大切に」

 ぼくが,環境について調べるようになったのは,小4の時からです。自然がいっぱい広がる大森町。ぼくはこの大森町が大好きです。先日,総合的な学習の時間に大森町役場に行って町の木のことを聞いてきました。理由は,本で最近の木の被害のことを読んで,ぼくらの町のことが心配になってきたからです。

 お話をうかがうと,町木の桜を始め,杉などのたくさんの樹木が生育している大森町の中でも,松の木は害虫の被害にあって大変なことになっているそうです。松の木をダメにしている虫はマツクイ虫です。平成8年に発見されてからは,このマツクイ虫の被害をくいとめようと,大森町ではくんじょう処理法やはさい処理法などの方法でマツクイ虫の駆除をがんばっています。せめて,今残っている少ない松の木だけでも大切にしてもらいたいと,ぼくは思いました。

 木の減少は,害虫による被害だけではありません。ぼくたち人間の便利さのためにぎせいになっている森林も多くあります。木はえん筆や紙などに使われており,ぼくたちの生活にはなくてはならないものです。自然の恵みを受けてぼくたちの生活が成り立っているわけですから,ぼくは木を切ることをすべてをやめろというわけではありません。自然保護を優先して,必要な分を考えて計画的に活用していけばいいと思うのです。今からでもおそくないと思います。。

  また,木には光合成で二酸化炭素を酸素に変える働きがあり,植物のおかげで空気がきれいになります。ほかにも,飛砂・潮害防備・防風・風致景観など,ぼくたちの生活環境の保全や形成に重要な役割を果 たしています。これらのことから,「木は人の生活にかかせない」ということが分かりました。

  ぼくはもう,これ以上環境がこわされるのはいやです。だから,中学校・高校へいっても,環境問題に目をむけて,できることを積極的に取り組んでいきたいです。また,この勉強したことを今後生かしていきたいと思います。

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