もうひとつの学校。

  原風景が「水辺遊び、雑木林遊び」だったことから、体験的に環境教育の重要性を感じている。毎日が「総合的な学習の時間」であったそのころ、生きもの、自然とのふれあいからたくさんのことを学んだ。たとえば、

■本物とのふれあいで知る感動
■イノチのはかなさ→いとおしさを知る
■リスクマネジメント
■クリティカルシンキング 

昆虫や魚など生きものの「生き死に」を見ることで、イノチの大切さといたわる心に気づくだろう。野山をかけめぐれば小さなケガはしばしばでそれなりに危険はあるけれど、そこから自然との距離感、キケンとのつきあい方を知るだろう。いまのこ
どもは意図的に少しばかりの危険とリアルな体験からも遠ざけられることによって、リスクに対処する練習の機会をうばわれているのではないか。成長に合わせたリスクを体験することにより、適切な対処法をおぼえれば、免疫ができる。大人になってリスクに出会ってもかんたんにパニックにならなくてすむという意味で、このことは、大人になる練習ともいえる。

人生はすべて応用問題であり、知識としての学力はあった方がいいが、それでいきいきと生きていけるということではない。ここから学べるもっとも重要なものは、「クリティカルシンキング=本質を見抜く力」と「問題解決力」であり、ボクはそれが生きる力の根源ではないかと思っている。思いきっていえば、人生とは要するに問題決の連続であり、この力さえ身につけておけば、自分でたくましく生きていけると考えているのだ。それだけに、環境教育のプログラムが一過性のイベントに終ることなく、本質的な価値を持ちながら持続的に行われるにはどうしたらいいか。キッズレンジャー「ドングリズ」の活動は、その試みでもある。



 


自然遊びに内包された
学びのプロセス


1:生きものへの好奇心
     ↓
2:目と耳と足で情報を集め
     ↓
3:生きものを見つけ     
     ↓
4:調べ学習をして     
     ↓
5:関連づけを発見し
     ↓
6:仮説をひらめき
     ↓
7:仮説を検証し
     ↓
8:新鮮な答を導き出す
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「生きる力」の根源の学び