
いま日本では、環境問題とこどもの問題の解決に向けて、さまざまなアプローチが
模索されています。まず、学校が変わりはじめました。新しい学習指導要領にもと
ずき、「地域社会との連帯」「環境意識の醸成」「生きる力の育成」をテーマに、
いろいろなとりくみがはじめられています。しかし、週5日制の導入や授業のスリム化は、地域とのつながり、自然とのかかわりなど学校外での補完を想定していま
すが、残念ながら、すぐさまそれに対応できる教育力は望めないのが現状です。
求められているのは、受け皿としての「社会でこどもを育てるしくみ」。公共心を
育み、多様な可能性を見つけ、創造力や豊かな感受性を育てる社会環境の整備です。21世紀を担う未来世代の育成にみんなが参加することが、ひとつの解決策になるのではないでしょうか。こどもは、きっとおせっかいを待っています。こどもの健全
な成長には、大人や地域に見守られている=自分の居場所がある、という喜びが必
要だからです。